Helios F3A 90e 完成

所属するクラブ員の方から、製作を頼まれました。

全体的に大変良く出来た機体で、特に水平尾翼の組み込みは大変クリアランスが良く、今まで制作した中では、
一番良い状態で、ほとんど手直しが必要なく、接着剤も最小限に出来ました。
【 某メーカーとは大違い、エポキシにマイクロバルーン混ぜて埋め込むなんて事は不要 (クラブ員には解ります) 】

 

【変更及び改造】
・エレベーターがワンサーボで片引きで、後方に取り付ける様に成っていたのですが、個人的に
 気に入らなかったので、サーボ位置を前にして、両引きに改造。

・エルロンサーボは、高級F3A機様サーボをチョイスしてあったので、サーボ取り付けを改造。

・キャノピーの脱落報告が有りましたので、止まりを良くするために、部材を足しました。

・ボールリンクのガタが気に成ったので、ボールを交換しました。

スピンナーの先端をカットして、モーターの冷却アップ

以上、先に書きましたが全体的に、良く出来た飛行機で、お勧めだと思いました。

では、毎度のごとく写真で解説します。

 

【追記】

プロペラをセットして、ぎゅっと締めた瞬間、イヤーーナ感触。。

ナナナント、モーターのプロペラシャフトをねじ切てしまいました。

プロペラシャフトはアルミ製なので、エンジンの様に締め付けると、ねじ切ってしまいます。

対策としては、短めのスパナで締め付けると良いと思います。

ちなみに私の場合、ラチェットで力任せにしめこみました。

(部品販売されてますので、ねじ切りそうな方は、予備部品の購入をお勧めします)

 

キャノピー脱落防止部材
内側に接着

内側から見た写真

止め穴は、元穴に合わせて掘る

この金具がけっこう動きが悪かったので、油をさしたら

スムーズに動くようになりました。

ラダーサーボ様サーボペット

動態側のシナベニヤと同枠のサンを枕にして接着

同枠のサンはチョットフニャフニャなのでバルサの角棒でチョット補強しました。

エレベーターーサーボはこの位置に変更

エレベーターとラダーのサーボを直角にサブトリムで合わせて

電源を入れてサーボを動作させた状態でリンケージすると

作業がスムーズに行えます。

エレベーターのロッドがセンターより少し右にずれますが

まあ 良いでしょう。

あと、コード類はちゃんとまとめておきましょう。

エルロンのコネクターは、シリコンチューブを二色使ってこんな風に付けると

取り付けの時間違う事が有りません。

また、はずす時に滑らずに、とても楽にはずせます、

アンプはこの位置に止めるようになってるようです。

エンジンマウントは肉抜きをして、気流が全体に流れて

モーターとアンプの冷却効果を高めているようです。

ノーズから入った気流が抜ける穴を胴体の下側に

開けるようになっているのですが、負圧効果が出るように

ノーズより開口面積を大きくした方が良いんじゃなかろうかと

思った次第です。

テーマは綺麗なカットでした。。

エンジン機と違って、スターターを使わないので、こだわりの

0.5mmの隙間です。

エレベーターを両引きにする為のホーンが1個足りないので

こだわりのカーボン使用で自作しました。

左右違う所が良いところです。

エレベーターロッドは、こだわりの鉛筆型カットでクリアランス抜群です。

糸を張ってラダーのリンケージ穴あけの位置決め作業
ラダーのサーボホーンと同じ高さに糸を張ればバッチリ位置決めできます。
エレベーターのロッドのブレ止め部材

ブレ止めをこんな感じで止めました。

ラダーはブレ止め無しでも良さそうなので、付けてません。

ラダーの胴体穴の位置にバルサのブロックが有ったので手こずりましたが

無理やり貫通しました。

おかげで大変スムーズな動きです。

おさらい

サーボのハトメはこんな風につけると、ねじ込んだ分だけ、ゴムを圧縮します。

ハトメを下から入れると、サーボベッドに食い込むことなく、ゴムのフローティング

効果も得られて良い感じになります。

ハトメは必ずサーボの下から入れる

エルロンサーボは横積みで、サーボホーンだけ出るタイプにカットしてありますが

高級サーボ搭載と言う事で、右のようにカット

 

エレベーターの取り付け穴はこんな感じでスッポンポンです。
サーボが乗る位置にシナベニヤを追加
こんな感じで取り付け
全て「直角」にセットするのが常識だと思ってます。
スパッツ角度は、左右のこの位置の高さを合わせると、バッチリです。
尾翼と主翼の水平は良く出てます。

エンジンカウルの正面開口部を5mm削って大きくしました。

ペーパーでゴシゴシ削る地味な作業です。

スピンナーのノーズをカットしました。

カット方法は、プロペラをはずして、スピンナーだけセットして、モーターを

回しながら、細めののこぎりを当てて、切り取りました。

これで直接モーターを冷却できます。

【使用レポート】
着陸後、カット前はモーターがかなり加熱してましたが、カット後モーターを触れる程度の
冷却効果が有りました。

おーー。。

完成です。

オーナーさん、初フライトの後の点検は必ずしてね。。

最後まで見て頂き、有難うございました。
この製作記は、私の個人的な考えで製作していますので、メーカーの意図と反している製作方法が有ります。
くれぐれも取り説に従い製作してください。